全力リラックス!辻タダオ
おぐまゆきとのユニット「中前適時打」メンバー辻タダオのブログ。生年1964、生れ高松、育ち三多摩、元々の「本籍」は那覇、多摩市在住町田市勤務。中学吹奏楽部 町田市立忠生中学校 ・高校吹奏楽部 都立町田高校 ・大学ビックバンド 立教大学NSH 職歴 パチンコホール業界 →ブルーベリー農家。大阪近鉄からの東北楽天ファン。中前適時打は2016年4月結成。作詞作曲、key&vo 漫画原作等を手掛ける。心の師谷岡ヤスジ。無党派。表現規制反対派。ピアノはコードブック派我流。断煙断酒断パチ継続中。
90年代初頭のパチンコ店5
そんなわけで
野球の試合もないので、
立て続けにいきますか。

シリーズ3と4は
あんまし「90年代初頭」とは関係ない感じの
「一般論」っぽくなってしまっていたので、
いかにもあの時代だなあ・・・・
みたいなのを
無理矢理思い出してみようかと。

ほんと「超」がつくほどの
「単発」な記憶で、
おまえそれ嘘だろ?
って思われかねないネタなんですが、
プライベートで新宿西口のお店で打っていた時の話です。

当時、
セブン機で
大当たりしたときに開放する
大きな入賞口の端っこに当たった玉が
さらに「おまけ入賞口」にも入りやすくなり、
普通だったら2500発前後の大当たり獲得玉数が
3200発くらいに嵩上げされる、
ってゆう
鬼のように楽しい機械が出回っていたのです。
わたしの記憶が正しければ、
マルホンのパールセブンとかそうゆうやつですね。
ま、いまでは存在し得ない機種ですね。
まさに「釘師」の存在
がクローズアップされるような
そんな機種でした。

大当たり来たら、
発射角度を調整して
ちょっとでも多く入賞させるぞー!
とはりきって打っていたわけです。

90年代初頭ってゆうと、
あの「魔の月曜日」の後ですから、
「バブル崩壊」後でもあります。
しかしパチンコ業界の「バブル崩壊」は
その後20年も「先延ばし」になってたわけで
それはそれで凄いことなんですけど、
まあとにもかくにも
「パチンコ店の一番太い客層」は
やはりなんといっても
「自営業者関係の熟年女性」でした。
本人が社長なのか社長夫人なのかは
この際どうでもいいような気もします。

政子ちゃん
とか
ときさん
とか
それ系の女性芸能人とかいたじゃないですか。

で、日本中のパチンコ店に
「あなたは政子ちゃんですか?」
とか
「あなたはときさんですか?」
と見紛うばかりの斬新なファッションの
熟年女性が溢れ返っていたのです。

で、わたしが新宿西口の店で
パールセブンで「一発でも多く取るぞ!」
と一心不乱に盤面に向かっていたら
隣の台に物凄い重量感を醸し出しながら
まさに「ドスっ!」ってゆう感じで
政子orときクラスの女性が着席し、
パーラメントと香水の匂いを充満させるわけです。
ま、それくらいはべつにどうということもございません。
当時はわたしもヘビースモーカーでしたし。

ただその「話しかけられてくる予感」はしました。
場の雰囲気で。

その頃のパチンコ店の場合
やはりその「台と台との間」がいまよりは
ぎっちぎち
な感じで作られてまして
手荷物的なものを椅子の間に置いたりなんかすると
隣で打ってる客
も圧迫感を覚える
みたいな雰囲気でした。

とにもかくにも
そのおばさんが隣に座る前から
そこそこ調子よく当たっていたので、
最初はあんまり気にせずに、
盤面に集中してました。

で、「おばさん着席」後
2度目くらいの当たりの時に
「おにいさん調子いいじゃない」
とか話しかけられました。

うわあキター
とは
思いましたが、
なにせこっちは盤面に集中してますから、
なるべくニコニコしながら
「いやあおかげさまで」とか受け流すわけです。

ただ一度「話しかけられた」からには、
「盤面のみ」に集中
というわけにはいかず、
相手の動向も気に掛ける
みたいなことになるわけです。

で、「キツイ香水とパーラメントとブランドファッション」
は判ったのですが、
「足元の紙袋」が気になりました。
なんかやたらと重量感あるなあ・・・・・
みたいな。
でしかも「服装のブランド感」とは違って
どうみても「そこいらへんの紙袋」だなあ・・・・
みたいな。

で、その後わたしは比較的順調に
「当たり」を重ね、
おばさんは「鳴かず飛ばず」状態、と。

当時はいわゆる「一回交換」ってゆう、
「大当たりが終わったらその都度計数器に
玉を流す」ってゆうルールが主流でしたから、
「順調に大当たり」を引いていたわたしは、
なんども席を立ってまだ戻る
を繰り返すのです。
で、そのタイミングで
おばさんの様子を全体的にチェックするわけです。

いきおい「安い感じの紙袋」が気になるわけです。

なんか「四角四面」のものが
束になった感じのものがうずたかく積まれている
ようにしか見えなかったりするわけです。

自分が6回目くらいの「大当たり」の玉を
レシートにして
席に戻ったあたりでも
まだおばさんの台は鳴かず飛ばすでした。

そこで、
「おにいさんほんと調子いいわねえ。
あたしなんかこっちのお金使っちゃわないと
追い着かないわねえ」
とか紙袋に視線を向けながら言うのです。

ま、つまり
「現ナマ滅茶苦茶持ってる」アピール
を見ず知らずの「隣の台」の「若者(当時)」に
してきたわけですよ。

うわあ超鬱陶しい
と思ったので、
自分の「大当たり」の回数を
出来るだけ重ねつつ
「鳴かず飛ばず」のおばさんの台が
当たった瞬間

「お疲れさまです」
とか適当なことを言いながら店を出ました。

これ
マジで
ほんとうの
出来事ですからね(笑)
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