集英社 (2012-12-14)
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この本が目に留まったんで即購入して、
馴染の中華屋で一気読了。つまり昨日の話です。
会社員時代の「失われた知識吸収の20年」を補って余りある本でした。
高校、浪人、学生の頃は
相倉本、山下洋輔本
読みまくってましたよ。思い返してみれば。
丁度投票の後だったんで
つくづく思うのは
一昔前って「音楽と政治は不可分」みたいな雰囲気が
ぬきがたくあったんだなあ、と。
もちろんいまはそれが皆無とか言うつもりはありません。
きょうび流行の「ステマ」ってやつで、
むしろ昔以上に「音楽と政治の不可分性」は高まっているのかもしれない
けれど表立ってわかりにくい、みたいなね。
もちろん表立ってわかりやすく「政治的な音楽」を
やっている人も少なからずいらっしゃいますし、
私はその人たちの存在を否定しようとも思いません。
「表現の自由」は最大限尊重されるべき
と考えますので。
で、この本の巻末に対談で出てくる
菊池成孔氏の名前も実はここ1年内にようやく知ったのです。
それくらい自分は「なんにも知らなかった」わけです。
「憂鬱と官能を教えた学校」とかビックリしました。
これ1冊あれば「軽音楽の理論教則本」全部いらないじゃん!
みたいなね。
そういったわけで
ここんところちょっと知識欲に目覚めてまいりました。
しかしながら最後の所は
「度胸経験勘」を大切にしたいなあ
とも思います。