全力リラックス!辻タダオ
おぐまゆきとのユニット「中前適時打」メンバー辻タダオのブログ。生年1964、生れ高松、育ち三多摩、元々の「本籍」は那覇、多摩市在住町田市勤務。中学吹奏楽部 町田市立忠生中学校 ・高校吹奏楽部 都立町田高校 ・大学ビックバンド 立教大学NSH 職歴 パチンコホール業界 →ブルーベリー農家。大阪近鉄からの東北楽天ファン。中前適時打は2016年4月結成。作詞作曲、key&vo 漫画原作等を手掛ける。心の師谷岡ヤスジ。無党派。表現規制反対派。ピアノはコードブック派我流。断煙断酒断パチ継続中。
1984年の幻の女
さて前回、
村上龍著「コインロッカーベイビーズ」を徹夜で読んで
怒涛の勢いで小論文入試に臨んだ件を書いたんですけど
それはもちろん
「コインロッカーベイビーズ」を読んだら
小論文入試に受かるはず!
という「戦略」があったわけではなく
受験という「目の前の壁」にヘナヘナとして
「快楽」を追い求めてしまったんだけど
結果、「合格」だったってゆう
ただそれだけなんですよ。
じゃ何故
受験で大事な時に
受験に役立ちそうもない
「コインロッカーベイビーズ」を読む気になったのか?

基本「小論文入試」は当時
やっと始まって海のものとも山のものともわからない
って状態だったんで
「1浪」の真っただ中だった私は
普通の「文系三科目私大入試」を前提に
受験準備をしてたのです。
で、代ゼミの「私大文系コース」に籍を置き、
代ゼミ
に通うために
よく小田急に乗ってたわけです。

でもその代ゼミも
ほとんど真面目に通ってなかったのです。

年末あたりの大詰めになっても
模試の成績芳しくなく、
ああこりゃもう「二浪」覚悟かな、
と思い
ある種の「リスクヘッジ」で
立教大学文B入試も受けてみるか
と軽く考えて願書出した
ってゆうノリだったのです。

でそれ以外は普通に
「英国社」の三科目入試でして、
実際に試験が始まって
手応え的に
ああ、こりゃダメだな
みたいな日々が続き、
で「立教文B入試」の前日か前々日くらいに
昼間の乗客の数の少ない小田急
に乗っていたら
向かいの席で
ハードカバーの
「コインロッカーベイビーズ」を
ブックカバーもせずに
足組みながら堂々と読んでいる
「お姉さん」がいたのです。
まあ間違いなく年上な感じなんすけど
十九二十歳の野郎共であれば
余裕で「鼻血ブー」なムードでしたw
私は即座に
村上龍のコインロッカーベイビーズなら
文庫版もあるはずなのに
なんでこの人はハードカバー版を
これ見よがしに読んでいるのだろう?
あ?でも自分どっちにしても
「コインロッカーベイビーズ」はメモってなかった!!
つって
速攻で講談社文庫の
上下二巻を買って帰って
読みふけって止まらなくなり
夢中になって読み終わったら
もう受験会場に向かう電車の中だった
と。

あのお姉さんの面影は
滅茶苦茶強烈だったっす。
でももう細部までは思い出せません。

まさに「幻の女」ですw
コメント
この記事へのコメント
キクとハシ
ですね。強烈でした。
2014/11/28(金) 10:03:19 | URL | Min^2 #ulNX3H2U[ 編集]
Re: キクとハシ
> ですね。強烈でした。
いやほんと、あの読後のテンションで
大江健三郎の文章読んで何か書け
ってなると、必然的に
「戦後民主主義批判」みたいな流れになりましたw
用意されてた「下書き用」の紙も全く使わなかったです。
2014/11/28(金) 15:22:52 | URL | 辻タダオ #-[ 編集]
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