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全力リラックス!辻タダオ
おぐまゆきとのユニット「中前適時打」メンバー辻タダオのブログ。生涯一東北楽天ファン。中前適時打は2016年4月結成。
己の貧弱さを思い知るが反省はしない
父 パードレ・パドローネ [DVD]
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ということでTSUTAYA、月間1000円で
「一度に三本まで返済期限無し」
のパターンで近所の店の会員になってて
そうなってくるとamazonプライムとかに被らない作品を
ってことになり、するってえとこういった欧州作品を
借りる機会が多くなってくる流れなのだ。

タヴィアーニ兄弟は
カオスシチリア物語

グッドモーニングバビロン
は見たことあってこれは未見で
ほんとに題名しか知らない状態だったので
そりゃもう見てびっくり!!
でしたよ。
想像をはるかに超えた過激さで。

話の筋は、「イタリアの離島の農家
の息子が一家の労働の為に
父親から強制的に義務教育放棄させられ
年がら年中労働に明け暮れさせられ
成人してすぐ「家の名誉」の為に軍隊に入って
すったもんだの挙句父に反抗して言語学者になる」
と。
これはネタバレも何もなく
「大人になった主人公」が冒頭にそのことを
大雑把に振り返る設定なので
これくらい内容説明しても全然支障ないだろう。
で、だ。
農家の暮らしがリアルに描写されまくるんだけど
これが個人的に敬愛する故谷岡ヤスジ師匠の十八番
「村(ソン)」の世界さながらなのである。
谷岡ワールドでは
タゴが屠殺する場面、
獣姦する場面、とかしれっとあるけど
この映画にも「農家では普通」で
「農家以外小市民には非日常」な
その類の荒々しい場面がある。
さすがに獣姦は「疑似」で曖昧に撮影してるけど
屠殺場面は本物ですね。
この屠殺場面本物ってのは欧州映画では珍しくないので
最近は慣れてはきたが
ここで「自分語り」に寄せると
いま現在「農業」関係者ではあるものの
しめる、さばく、とかいった経験は私には皆無なのだ。
40代後半からの途中参入のど素人なうえに
昔はあった、という鳥小屋も豚小屋も
とっくに無くなっている。
で、身近に「鳥」さばいた経験者はいるのだが
そうゆう流れなので教わる機会もなかったし
仮に鳥小屋残ってたとしても
「いやいやいやいや無理っす」って言ってたと思う。
基本は街で育ったもやしっ子なので
草木はまだしも動物相手はちょっとキツイと。
貧弱で申し訳ない、と。
申し訳ないのではあるがいまさら適性のないことに
無理矢理挑戦してもそれは時間の無駄とも思うので
「そんな自分ですみません」とまで言う気もない、と。
で、それはそれとして
本物の屠殺場面が映画にあることに関しては
異論はないけど好んで見続けたくはない
くらいの考えなのでそうゆう場面はカットしろ
っていう気は全くないし必要だろうとすら思う。
それとはべつに映画じゃなくて
ライブとかで「パフォーマンス」で
予告なしにその手の行為を見せる、ってのは
支持はしない、とまあ簡単に考えを明示しておいて
話をあさっての方向に持っていくと
そうゆう荒々しさドギツサもあるけど
基本は「父と息子の成長物語」なので
ハートウォーミング的泣きの流れもあるにはある。
そう、あるにはある、程度である。
やはりその昨今のDV、ハラスメントに厳しい
世の流れに身を置いてると
とにかくこの「父」の横暴家長ぶりには
昭和世代のオヤジである自分ですら
いやいやいやいやそれはないだろう、ってなる。
どれくらい酷いのか?って細部はまあ伏せておこう。
とにもかくにも自分としては
ああなんでいままで見てなかったんだろう
と、そこの不明は恥じる。
これは掛け値なしに衝撃的な名作だと思う。
感動のポイントはやはり
原作者でもある主人公が「字読めない書けない」の状態から
ガチで言語学者になるっていう流れそのものですよ。
しかも言語学者は言語学者でも
出身地の「方言」の言語学者ですからね。
自分の場合は真逆で
「頭でっかちのもやしっ子」があとから農業へ
だし、本来「故郷」であるはずの
「沖縄方言」とか覚える気まったくないし
さらに云えば自分の実父はその方面でガチで保存活動してて
なんかこう負い目というか引け目は多少感じますよ。
ええ、でも「反省」はしません。
心の健康の為に。
百姓のうちの百は目指せないことを自覚し、
できることをひとつずつでも増やす、
くらいな心構えでやりますよ。
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