以前は飲酒状態で長文投稿しても
わりとスラスラ書けてたのに
ここのところめっきり誤字脱字やら
文章自体の破綻やらが目立つようになってまいりまして、
寄る年波ってやつだなあ、と若干意気消沈しておりますが、
気を取り直して
今日も元気にヤスジネタで。
今回は「ヤスジ師匠の描く子供は大概可愛くない」
の件です。
出世作の「メッタメタガキ道講座」からして
まさにメッタメタですからね。
元祖鼻血ブー
ですからね。
その後若干画風が変わって
「タゴ」とか「タロ」とか「アオ」とか「花っぺ」とか
が主要キャラになってからも
出て来る子供は大概擦れてる感じなのです。
ということで今回は
「タベルーマン」と子供と父親のエピソード
について触れましょう。
タベルーマンはその名のとおり
人を食べるキャラです。
ヤスジキャラ特有の
「タラコくちびる」に目と足をつけた
みたいな実に単純明快なコンセプトのキャラですね。
突如あらわれて
人を食うわけです。
「ひさしぶりにタベルーマンが
現れたりして」とか言いながら
全速力で浜辺にいた5歳男児を
執拗に追い回してペロッと一飲みしてしまうのです。
そこへ父親が現れます。
うちの子供が見当たらないなあ
というような風情で。
で普通に
5歳くらいの子供見なかった?
とタベルーマンに尋ねます。
するとタベルーマンは
「オコサンの特徴は?」
と逆に尋ね返します。
そこでの父親の返しが凄い。
「目付きがすわってて人相が悪いんだ」
ですよ。
ま、実際そのように描かれてますし。
目付きが座ってて人相の悪い5歳男児
と
タベルーマンの
ものすごい追走劇
のあとに
あらためて言葉でその事実を
たたみかけられた私は
椅子から転げ落ちる勢いで
笑ってしまいましたよ。
初めてこのエピソードを読んだときは。
でそのあと
タベルーマンが「親身になったふり」とかして
父親と一緒に「マサル」という名の
「人相の悪い子供」を捜すふり
という子芝居を打つんですけど
ここいらの描写の一コマ一コマがまた
実に絶妙なのです。
で、タベルーマンの胴体の一部で
「子供が手足をバタバタさせている」
描写があって
父親がタベルーマンを疑い出す、と。
さっきからなんか怪しいと思うんだけど
とか言いながら。
でここから凄いのが
「口アーンしてみろ」と父親が言い
それに対してタベルーマンは
「私の口をアーンさすには法務大臣
ならびに政府高官の許可が必要です」
と返すわけですよ。
なんなんですかこのくだり
と思い
私はから揚げ弁当のから揚げの衣などを
4畳半アパートの畳の上に豪快に噴いてしまいましたよ。
でさらに凄いのは
父親が「無理矢理に」
法務大臣と政府高官の許可を
「とってきたもんね」
とか言いながら取り付けてきたりするわけです。
もう爆笑の渦ですよ。
これ以上書くと
「完全ネタバレ」になるので
やめておきますが
この「理不尽の雨あられ状態」は
なんなんだ?
と思わされるんですよね。
谷岡ヤスジの「神回」には。
ということで
一度この世界にハマってしまいますと
「普通のコンテンツ」
には戻れなくなります。
ディズニー何それ?
状態ですよ。
いやほんとに。
でも
こういう有り様ですから
「ヤスジーランド」建設
は実現性低いのかなあ
とも思います。
そこは割り切るほかないんでしょうね。