またヤスジネタ。
萌え要素
ってのは女性なら女性の
曲線美を精密に描くか
あるいはデフォルメして極端な強調をして描くか
とかだいたいそんな感じだと思います。
ただわたくし「絵心」はほぼ皆無なので
そのあたりに関しての専門的知見を
披露する立場の者ではございません。
現役作家でヤスジ師匠的な
「オラオラオラー」系の漫☆画太郎先生の場合
ばばあ
じゃなくて
真の萌えキャラ
をごくたまに描くことがありまして
これがまた惚れ惚れするくらいに
萌えさせますね。人を。
じゃヤスジ師匠はどうなのか?
女性キャラで代表的なのは
「村(そん)」の「花っぺ」ですが、
身体の線を極端にデフォルメして強調する
という描き方です。
じゃあさて「花っぺ」に
萌え要素を感じるか否か?
わたしは
あまり感じないんですよね。
で、感じないから絵として悪いとか
そうゆう問題でもない、と。
あともう一人じゃなくて一匹
「押しかけ女房の豚のマリーナ」
ってゆう物凄いキャラがいて
これは世の全男性を恐怖に陥れる存在として
常に描写されてますので
身体の線がどうのこうのとはまた全然別の話になります。
じゃそれなら
ヤスジ作品に萌え要素は皆無なのか?
私が出した結論は
「ヤスジ作品は萌え要素満開であり
ただしそれは性差とか生物の種別の違いとか
に関係なくただひたすらキャラクターの表情にあらわれる」
というものです。
怒り、悲しみ、喜び、
いろいろな感情を派手に表したり
淡々とした状況を淡々とした目つき顔つきで表したり
ヤスジ師匠の生み出すキャラの「表情」というものは
まさに変幻自在なのですよ。
そこで「やでうでしや」です。
まあ師匠特有の言い換えで
「やれうれしや」をデフォルメした
よくあるパターンの定番セリフです。
この「やでうでしや」が出るのは
ほとんど
「そのキャラクターが何事かを自らの力で
成し遂げた時」でして、
まあだいたい
「喜びの感情が勝ち過ぎて半泣き」
になってるわけです。
これが飛び出すとですね、
そのキャラクターが
男であろうが女であろうが
若者であろうが老人であろうが
それこそ動物であろうが人間であろうが
動物でも人間でもない化け物であろうが
とにかくいついかなる場合も
「なんともいえない絶妙な表情」
なのですよ。
いやほんとマジで。
背筋が凍るくらいに。
でこの背筋が凍る感覚は
「萌え」である
と断定してかまわないのではないか、と。
先ほどのべました
「喜びの感情が勝ち過ぎて半泣き」
ってゆうのを
「生誕の瞬間」と考えますと、
男女の性差も生物の種別の違いも
現実なのか架空なのかも関係なく
あまねくあらわれる現象なのではないか
とも考えられます。
なので
世にいう「萌え」とは
ちょっと次元が違うんですよね。
そこいらあたりが
「天才」たるゆえんなのでしょう。
ちなみに「やでうでしや」
が出たあとの
ストーリーって
大概
ものすごく悲劇的な結末
になることが多いです(笑)