というか
コンプライアンス無し期
において特徴的なのは
「目上の人」を
心の底から尊敬する
という気風が決定的に欠けていた
ということだ。
私が「社員」として
過ごし始めた
80年代末~90年代初頭は
60年代安保
70年代安保
の若者の反乱
っていう革命指向
とは全く別物で
そうゆう「革命指向」の「先輩」達も
「目上の人」扱いで
全部ひっくるめて馬鹿にする!
みたいなw
いわゆるバブル世代は
自分がバカな自覚はありつつも
かといって決しておとなしくはせず
快楽主義を第一として
それを妨げるものは
全方向で「馬鹿にしかえす」
という性向があったように思う。
馬鹿なわりにけっこう強気!
みたいなw
で強気に出られた根拠は
景気もよかったので
労働側にとっては「売り手市場」なので
少々の「無茶」やっても
そう簡単には解雇されない
ってゆう
いまにして思えばある意味
「労働者パラダイス」だったわけだ。
当時「ハラスメント」系の言葉は
ようやくセクハラってのが
ぼちぼち出始め
みたいな記憶あったんだけど
昨今流行の「パワハラ」よりは
実質的に
「逆パワハラ」
の方が多かったんじゃないかなあ。
なにしろ
「目上の人」を
容易に尊敬しない気風の者だらけ
だったからw
「いまそこにある危機」
ならぬ
「いまそこにいる上司」
を
なにはともあれ
言い負かしたり
ギャフンと言わせたり
そうゆうことが
とても楽しい!
みたいなw
なので私より5歳10歳くらい年長の
当時「マネージメント」職やってた
先輩の皆様は
かなりの御苦労を背負ったのではないだろうか。
わかりやすく例えると
「卒業生に卒業式当日にお礼参りされちゃう教師」
みたいな恐怖と
365日対峙せざるを得ない
ってこと。
もちろんいまでもそうゆうことは
あるんだろうとは思うんだけど
当時の方が
「部下が上司をいじめる」的事例は
圧倒的に多かったんじゃないかなあ。
でまた
「インターネット無し」期
でもあったから
全てが「口承伝承」の世界でもあったし。
いまではあり得ないこと
として
印象に残るのは
「本社」が
従業員教育の為によかれと思って導入した
「研修」プログラムを
「おれには合わない」的論理で
真っ向否定して
出席しないとか
出席したとしても
講師に論戦を挑む!
みたいな行動をとる猛者を
複数人以上知ってるんだけど
当時は誰もそのことで
なんの処罰も受けてないし
むしろ逆に「英雄」扱い!
みたいな。
このへんはちょっと微妙なところで
「データ」無しに
適当なこと言ってる「講師」ってのは
日々現場であれこれ追われて理論構築なんて
やってる暇のない人間でも
すぐ見破ることは出来るわけだ。
で、その後
いまでゆう「ビッグデータ」を用いて
そのうえ口も達者
というコンサルタントが現われた途端に
現場の「猛者」皆撃沈!
ってのも見た。
ただそれももう随分前の話なので
なんともあれなんだけど
ホワイトカラー職種のほとんどがAIに
とって代わられるとしたら
「腕利きのコンサルタント」に求められる資質は
ハードボイルド小説に出てくる「情報屋」
みたいなものなのかなあ
とか、
ふと思いました。