ベストセラーズ
売り上げランキング: 599,363
ってことで、
世代がわりと近いので
ほんとにスラーッと読めた。
小谷野敦氏は私から見れば2学年上。
で文中出てくる
「20世紀少年」の浦沢氏は
5学年上
になり、
ここいらあたりの世代の
数年の年齢差
っていろいろ価値判断の微妙なズレがあり
「20世紀少年」でやたらとストーリーに絡む
「万博に行けたかどうか」問題
に関しては
私も小谷野氏同様「で?それが何?」
と感じていた。
話は全然飛ぶけど、
5学年上
くらいの音楽評論家は
ほぼ皆「レベッカ嫌い」だった印象あるしw
私は5学年上世代が
あげつらう「レベッカの酷いところ」
は承知のうえで
でもそれはそれってことで
いいんじゃないの?
と思ったり。
つまり「一世代」じゃなく
「半世代」くらいの生まれの違いでも
かなり認識の違いは出てくるわけだ。
で、「帰ってきたウルトラマン」である。
この本読み終わり次第
huluで順不同で見まくりなんだけど
やっぱり確かに面白い。
というか
小谷野氏同様
「本放送」時
に
「白黒テレビ」
で見たんだけど
私の場合は「小1」だった。
なので各エピソードに
出てくる少年少女とは
同世代であり
いきなり当時の記憶が甦るのであった。
私はこの頃
小田急相模原と相武台前の中間
くらいの場所に住んでいて
小学校入学前
の空白期間
みたいなのがあって
通常「幼稚園」か「保育園」に通うところを
「フリー」で過ごしていたのだ。
つまり幼稚園にも保育園にも行かなかったのである。
ということで
小学校入学前の
幼少期の「ともだち」で
名前を憶えているのは
ただ一名のみ。
小学校入学するまで
「集団行動」未経験
だったわけだ。
で以前にも書いた気もするけど
そのたった一人の「ともだち」は
座間キャンプの米軍人の娘さんで
「カレン」という子だった。
幼稚園にも保育園にも行かず
ブラブラしていたら
桑畑付近の道端で出会った
というノリだったんだろう。
お店やさんごっこ
とかしてたと思う。
見た目、
完全にアメリカ人で
両親ともにアメリカ人であり
しかし
日本語ペラペラだった。
なのでコミュニケーションに不自由ナシ。
ご自宅にお邪魔して
いろいろなアメリカ風手料理、
アメリカ風おやつ
なんかをふるまってもらったりもした。
とここまでの事実だけだと
人は「和やかな国際親善、しかも
幼児同士とか実に微笑ましい」とか
思うかもしれない。
まあ実際大半は「和やか」な時間を
過ごした気がする。
するのだが
これまた日本語ペラペラの
カレンのお母さん
が
「軍人の妻」だったからなのか
とても怖かったのだ。
ちなみにお父さんにはお会いした記憶はない。
とにもかくにも
よそ様の家の子
だろうがなんだろうが
なにか「行儀の悪い」と見做される振る舞いを
しでかすと、烈火のごとく怒るのである。
大半楽しくは過ごしたような気がするんだけど
「カレンのおうちにいくとヤヴァい」
と幼心ながら強烈に刻まれたのであった。
たぶんぶたれたりはしなかったとは思う。
で、自分の家でも
両親におこられがちな
「自我皆無の洟垂れ小僧」
だったので
同世代との集団行動
を
覚える前に
「大人から怒られる」のに慣れた
という側面があって
なんの事前準備もナシに
「学校」に行き始めたわりには
不登校やひきこもりになることもなく
ほぼあっさり児童生徒期を過ごしたような。
いろいろあったかもしれないんだけど
特に児童期は「早熟で利発」って面は
まるでない
ほんとの「洟垂れ小僧」だったのは
まず間違いないw
何か他の子と極端に違うところが
あったとすれば
やたらとクラシック音楽を聴いていた
ってところくらいかな。
でもそれもほんと「聴く」のみであって
ピアノやバイオリンのお稽古
なんてのは縁遠いものだった。
と当初の話題とは
どんどんズレて
とりとめもなく終了。