東大卒女子社員の自殺で
何かと取沙汰されてる電通の
あの有名な「鬼十則」について書かれた
PHP文庫の本が
地元のブックオフの100円コーナーに置いてあったので
なんの気なしに即購入。
これ昔、
ハードカバーで単行本だった時にも
買ってた気がするんですけど
それも知りつつ
話のタネ
と思って
また買ったわけですよ。
でサラっと
ページめくって思ったんですけど
結局
電通がどうこう
とかそうゆうことにとどまらず
基本的に日本中の
企業団体諸々そこらじゅうの「組織」は
この「鬼十則」的な
軍隊思想で成り立っている、
と。
電通の鬼十則だけが
際立って特殊だとは
思えない
と。
で素朴に思うのは
結局
「鬼」とか謳っておきながら
負けてちゃどうしようもないんじゃないの?
と。
「戦争で死なずに生き残った者共」
の系譜の会社なんですよね。
電通とかって。
このへんは新聞社なんかも
共通する部分があるんですけど
戦争で死なずに生き残った世代の
「言葉」を稼業にする人達の
なんとも妙な「屈折」した感じが
この鬼十則の本なぞを読んでると
強烈に匂ってきます。
全編ほとんど訓話なので
あたらずとも遠からずって部分もあり
なるほど人生訓として
ためになるなあ
と一瞬思わなくもない
ってゆう仕掛けなんですが
じゃ
電通って
具体的に
何をどうしたの?
みたいな
統計学的な細部
はまるでない
ってゆうね。
ま、そんなにこれから
読み込むつもりもない
108円の書籍なんすけど
これほんと
「特殊詐欺」をこれからやろうと考えてる人への
メッセージにもなり得る書籍ですよ。
マジでw
もちろん全否定するつもりもないし、
世の中渡っていくうえでは
一度サラッと目を通しておいた方がいい
とすら思います。
108円なら。