風物詩
「リストラ選手と妻と子供」番組の
取材も佳境にはいってくる頃だと思うんだけど
ああいう番組ってほんと身につまされる
というか
普通、「言われる側」が主役なんだけど
「言う側」もけっこうつらいと思うのだ。
番組では出てこないけど。
だって、
「おまえあいつにクビだっていってこい」
ってなるわけじゃないですか。
「ええ??おれが言うんですか」
とか
文句言いたくても
「何何?なんのために給料
払ってるかわかってるの?」
で終わりの話なので
断腸の思いで
すいません
ユーアーファイヤードっす
とか言わなきゃいけない。
自分もいわゆる「中間管理職」
経験あるので
ふと
ああ、そういえば
「解雇通知」的なこと
かなり頻繁にやってたなあ
って思い出したのです。
もちろんそんな「マイナス」な
気持になるようなことは
普通に忘れてたんだけど
というか忘れるようにしてたんだけど
急に
あの日あの時
密室で
二人で
泣いていた
記憶が甦ってきてしまいました。
ごめんね
力になれなくて
としか言い様がない
と思うケースもあるのです。
でも
おれが率先して
そうゆうことを言ってたこともある。
ってことで
世の中
甘くはない
としか言い様がないっす。