全力リラックス!辻タダオ
おぐまゆきとのユニット「中前適時打」メンバー辻タダオのブログ。生年1964、生れ高松、育ち三多摩、元々の「本籍」は那覇、多摩市在住町田市勤務。中学吹奏楽部 町田市立忠生中学校 ・高校吹奏楽部 都立町田高校 ・大学ビックバンド 立教大学NSH 職歴 パチンコホール業界 →ブルーベリー農家。大阪近鉄からの東北楽天ファン。中前適時打は2016年4月結成。作詞作曲、key&vo 漫画原作等を手掛ける。心の師谷岡ヤスジ。無党派。表現規制反対派。ピアノはコードブック派我流。断煙断酒断パチ継続中。
とりあえず内容には触れない。
第7位
桜の園 (ワイド版岩波文庫)

でしかも
なぜこれが「第7位」なのか?
という根拠もいまのところ薄弱である。
先に入れ物ありき、というところか。

で、とにもかくにも
齢45にもなってくると
文庫本の文字サイズはちときつい。
その点図書館に置いてあったりする「ワイド版」はありがたい。

さて、
あと齢45にもなってくると
「登場人物」の名前とか相関関係とか
スーッと頭にはいってこなくなるもので
さらに言うと
「演劇」の体験もほぼ皆無なので
何を隠そう
このような「戯曲」を読む場合、
最初のページの人物紹介の部分を
まるごと紙に書き写して
それを机の上におくことにしているのであった。

で、読みながら
いちいち確認する、と。

えっと
これは、あ、はいはい「えらい人」で
んで女の人ね。
で、こっちは「配下の者」で
えーっと老婆か?あいやいや若者かあ・・・・
とかそんな感じで。

で、だ。

おれがいつものように
この桜の園の登場人物をなんか適当な紙に書こうと思ったら、
裏白のチラシが全然なかったので、
仕方なく、中身のなくなった箱ティッシュをバラバラにして
その底の部分を使って書きとめて机の上に置いた。

妻子はいぶかしげにしていたが、
おれは普通に
「芝居の登場人物を書きとめておるのだ」
と言って説明した。

で、しばらく読み進め、
優雅に赤ワインなんぞも飲みつつ
そうこうしているうちに
中座した。
厠へ。

で帰ってきたら
妻子はニヤニヤしている。

案の定、
おれの「登場人物表」には
上下左右に様々な文字や記号が追加されており
少なくとも「元の状態」とはかなり違うことになっていたのだった。

で、
じゃ、あたしたち寝るから。
おやすみなさーい、
ときた。

しかし家長はそれくらいのことではひるまず、
状態を把握したことだけは
それとない動作で伝え、
はいはいごきげんよう
ゆっくりお休みなさい、
と。
あくまで余裕の態度である。

というのも
もう4幕中の2幕は読み終わっていたのだ。
したがって
「大勢に影響なし」みたいな。
余裕の吉田義男である。

いまさら
未知の登場人物名もあるまい、と。

ラネーフスカヤが
ラムネブースカヤになっていようと
アーニャが
アラニャになっていようと
ガーエフが
ガガーエフになっていようと
トロフィーモフが
トロフィーになっていようと
そんなのもう関係ないもーん
みたいな。

しかしだ、
一人だけ
「序盤にちょっと出て
終わりのほうでいきなりまた出てくる」
という人物がいた。

地主のピーシクである。
「ピーシク」がもちろん「正解」なのである。

しかしおれはその名を目にしたとき、
やべえ誰だこいつ
人物表に載ってねえ!!
って焦った。

本気で目を皿のようにして
妻子の手によって改変されまくった人物表を穴の開くほど眺めるも
すぐにはわからなかった。

およそ90秒でやっとわかった。
「ははーん、この『地主』ってなってるやつだな」と。
上に「ポ」が足され、
元の字「ク」に
斜線を加えられ、
「ポピーシタ」になっていたのだった。

それがなかなかわからずに
あせっていたとき、
おれは
「くそー、ピーシクパーシク言ってんじゃねえぞ!」
と叫んでいた。
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