とかいう場合の「グダグダ」なんだが
そもそもカタカナでは伝統的な辞書には載ってなく、
ググるとweblioでは「実用日本語表現辞典」を典拠にしてて
まあ成り立ちそのものがチャラチャラした語句なんだろうが
けっこう自分の場合は口に出しても書いても頭の中だけでも
使ってきていたような気がする。
じゃ周囲にこれを頻繁に口に出すというか使ってるような人が
たくさんいたかというとそうでもない。
大体家では誰も使ってない。
身近で使ってるのは自分だけということで
じゃなんで自分だけなのかといえば
これ使いがちなのは「芸能」系に身を置く層だろうと思われ
自分の場合は音楽関係周辺への出入りが多かったからだろう。
まああとはお笑い番組とかもよく見てたので
その場を仕切ってる重鎮的な芸人の人が
「グダグダですやん」とか言うのをそこそこの頻度で聞いてたからか。
まとにもかくにも
「しまりがない、めりはりがない、または、収拾のつかない状態。気抜けしているさま。だめだこりゃ、という状態。
「gdgd」は電子掲示板などで用いられるインターネットスラング。」(実用日本語表現辞典)
というような有様はかつては、このかつては自分が中高大の学齢期
1970年代末から80年代末くらいまでの10年を指して言ってるんだけど、
いや、さらに延ばして正社員やってた2000年代序盤、
2001年あたりまでをも指してよかろうと思うがそのあたりまで
とにかく巷のそこここでありふれた光景であった。
自分が居住していた関東南部においては。
で、齢57になろうという2021年、
世の中全般見渡してみるとかつてのように
「グダグダ」はありふれた日常の一コマではもうない。
大体小田急の駅のトイレの個室とかそこらの居酒屋のトイレより綺麗だし。
ときたま訪れる大阪でも街角に8トラックカラオケの機械出して
勝手に大音量で歌う、とかもうやってないし。
世の中素晴らしくかっちりきっちりしてきたわけだ。
自分はいまここでそのことを嘆き悲しみ、
何かを提案しよう、とかいうような意図は有していない。
かつて目の当たりにした「グダグダ」を端緒に
話を切り出そうとしているのだ。