全力リラックス!辻タダオ
おぐまゆきとのユニット「中前適時打」メンバー辻タダオのブログ。生年1964、生れ高松、育ち三多摩、元々の「本籍」は那覇、多摩市在住町田市勤務。中学吹奏楽部 町田市立忠生中学校 ・高校吹奏楽部 都立町田高校 ・大学ビックバンド 立教大学NSH 職歴 パチンコホール業界 →ブルーベリー農家。大阪近鉄からの東北楽天ファン。中前適時打は2016年4月結成。作詞作曲、key&vo 漫画原作等を手掛ける。心の師谷岡ヤスジ。無党派。表現規制反対派。ピアノはコードブック派我流。断煙断酒断パチ継続中。
2018年5月12日亀有KIDBOX
そういえば、
相方のソロライブのレポは
いままで書いてなかったと気づき
カテゴリー「おぐまゆきソロライブレポ」を
作って投稿することにした。

ユニットメンバー間で意思疎通して
そう決めたのではなく
いまさっき
そうするのがよかろう、と思って決めた。

意外に
さて、どう書いたものか?
と迷うところもあったが、
いまのところ最新のおぐまゆきソロCDであるところの
「青空を求めて・・・」
おぐまゆき「青空を求めて」
のライナーを書いた時のような
気持で書けばいいのだとすぐに気づいたので
そうゆうノリで書くとしよう。

まず今現在の「シンガーおぐまゆき」は
私がライナーノーツを書いた
オール一発録りのソロCD「青空を求めて・・・」の
レコーディングの時とも
また中前適時打の「野球も音楽も一緒!」の
レコーディングの時とも違い、
昨年9月初頭以来の
上咽頭炎罹患後、というか罹患中のライブだから
声量、声質、声の出し方
諸々「歌唱」に関すること全てが
CDに収録されている
「シンガーおぐまゆき」とは全然違う状態であり、
CDと同じようには歌わない。

昨年秋以来試行錯誤、苦闘しながら
体得しつつある
「新たな歌い方」でのステージなのである。

「青空を求めて・・・」の
ライナーノーツを書いたのは
つい昨日のような感じもするし
はるか大昔のような気がしないでもないし
まあいずれにしても
一年にも満たない時間のなかで
かなり密度の濃い「大変化」が
シンガーおぐまゆきの上に起きのだ。

がしかし
そのへんの細かいことについては
ここでは省く。

上咽頭炎の治療の細かい経緯は
本人が自分のブログで
公共の福祉に鑑み
かなり具体的にわかりやすく書いてもいるし。

あとはまあ
「楽屋的身内話」に「苦労話」の二段重ね!!
みたいな
浪花節的お涙頂戴美談のようなものは
お互いにあまり好まない
ってのは共通認識としてあるし、
そもそもいまこうして自分が書いていること自体
クールで硬派な「相方」おぐまは
内輪褒めみたいで嫌だって言うかもしれないけど
もう書き出しちゃったのでとにかく最後まで書こう。

まず
昨夜のライブ全体の流れだが
西山正規→おぐまゆき→ハルミ
の順番。

当初予定
「全員が独唱パンク」系のライブ
だったのが
間にはさまれたおぐま一人
上咽頭炎罹患の為、
期せずして「独唱パンク」っぽくは
なくなっていた
という流れである。

「独唱パンク」というのは
当夜客席にいた
チバ大三さんの作ったイベント名なんだけど
西山正規さん
ハルミさん
のステージは
まったくもって
いつもより以上に
「独唱パンク」度合いが高く
声量も身体の動きもアグレッシブそのものであり
客席で血湧き肉躍った。
いやほんとマジで。

お二人とも
見るのは初めてではないのだが
予め予想した感じ
を超えてくる激しさがあった。

で、おぐまは「静かな」
ステージ運びだった。
なにもかもが。

あの強烈な二人にはさまれて。

これが全体の絶妙な味わい深い流れを
作ったと思う。

ってことで
同様のことは終演後に
客席で皆口々に言ってたから
何か「ユニットメンバー」ならではのことを
しかも「内輪褒め」みたいな
カッコ悪いノリにならないように
気を利かして
斬新な切り口で書かなきゃと思う。

そこで自分が思いつくのは
やっぱり最大限大げさに書く!!

もうそれしかないのだ。

大げさに!
とはいえ
嘘やハッタリは無しで行こう。

この日の
「静かなおぐま」は
天使降臨
のような
神々しさがあったと思う。

「弾き叫ぶ」
というニュアンスが
「つまびきささやく」
というニュアンスになっていた。

もちろん、
従来「叫ぶ」、
というか
ギターも声もどちらも
激しく畳み込んできていた
「路地裏の僕」

「音楽」
等の曲をやるにあたっての
最低限必要な「声量」は保持していたので
「迫力不足」ということもなかった。

むしろ、
路地裏の僕

「ねえ僕を愛して
ねえ僕を捨てないで」
の部分なんかは
抑え目になっているぶんだけ
余計に痛切な「想い」が伝わってきていた。

愛して欲しい様子
捨てて欲しくない様子

「唄い方抑え目」の方が
よりリアルに映る。

客席の誰しもが認めたのが
静かに優しく唄うことによって
歌詞が聞き取りやすく伝わりやすくなっている
ということなのだ。

「叫び」のニュアンスが強い時は
白玉系の音符の伸びの迫力で
節々の言葉の語尾が時々隠れて
言語不明瞭になる瞬間もあったけど
昨夜はそのようなことは一切なかった。

ここで重要なのは、
過去の「独唱パンク」の時の
「声量」を
「出せなくなった」
のではなく
「出さなくなった」


本人が十分意識して
意図してやっている、ということである。

既にアップされている
おぐま自身のブログの
ライブレポ

今の自分の課題は
今まで力んで歌ってきた歌を
歌、ギター、どれだけ力を入れずに演奏出来るか


ってはっきり書いてるし。

その意味では
自分で自分を自分の望む方向に
制御できているということである。

ということで
身内的楽屋話的
かつ
秘伝ノウハウ的
な話題を避けて
再び大げさなノリで行こう。

おぐま上咽頭炎罹患前に
どこにいつ書いたかもう忘れたけど
確かギルエヴァンスのプリースティスを

引き合いに出して
「おぐまゆき巫女説」みたいなものを
書いた。
間違いなく書いた。

巫女というか
恐山のイタコか!!
みたいなニュアンスの評し方を
したような気がする。

これはもちろん
ステージ衣装が
「汎用のゴワゴワした白いワンピース」だから
ってのもあったけど
弾き叫ぶ感じのステージパフォーマンスの
強い印象もあったから
そう書いた。

で今現在である。

そう、
いまは
衣装は「白」のまま
声はもう「恐山のイタコ」風ではない。

イタコというか
巫女から
「天使」に
大きく印象が変わったのであった。

亀有KIDBOXの天井から
光の粉がキラキラと舞い散って
ほどなくおぐまが降りて来る。

全体、
薄い皮膜に覆われた感じで、
静かに皆聞き入る。

聴衆手を合わせる。

おぐま笛を吹けば
皆ついてゆく!!

みたいな( ^^) _U~~

で、
おぐまに
「いやあマジで天使のようだったよ」
と口頭で伝えたのだが
「え?何それ死んでるってことじゃん!」
と返された。

あくまでクールだ。

そうだな
やっぱり
ソロだろうとユニットだろうと
「天使」になったりはせずに
地べたを這いつくばるスタイルだよな、

ちょっと反省した(-_-;)
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