筑摩書房
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以前にも書いたと思うんですけど、
事前にいくら煽っても「安倍政権」になるのは
労働人口の割合が昔と違って
「第三次産業」に従事する人の数が増え
そうゆう層の人に向かって
特定の政治イシューを美辞麗句で
あれこれ訴えたところで
全く心に響かない
どころか
なんだなんだ?おれらの生活をつぶすのか?
って話になっちゃうわけですよ。
コンビニ弁当食べて
寸暇を惜しんで
激務をこなす「実務家社会人」にしてみれば
原発も安保も
適当な落としどころをみつけて
いつのまにかなんとかしておいてくれればOK
であって、
この本の239Pの小見出しにある
「実務社会人の関心は景気と社会保障」
ってゆう
この文言で
特定問題に拘るリベラル派
の弱点
というかターゲッティングの間違い
はもれなく言い表されてると思います。
何十万人
「動員」しようが
それは単なる「互助会」というか
「サークル」でしかない、と
それだけのことです。
自分が学生の頃
ビッグコミックスピリッツ
がわりと流行してて
「気まぐれコンセプト」ってゆう
アメコミ風味のいかにも
「広告代理店」風味の漫画が
載ってたりして
その前哨戦で田中康夫氏の
「なんとなくクリスタル」とかが
あったりした記憶があり、
田中氏の場合は一匹狼なのかもしれませんけど
その田中氏の作品名に添えば
「なんとなく」
流れに乗る
みたいなのは
これ現在過去未来絶対に
治らないと思うわけですよ。
恋人はサンタクロース
とか
ほとんど
「自分」には完全に意味不明でしたし。
でもそうゆう世の中の流れを
止めようとかなんだとか
何も思わないし思っても無駄だし、と。
ま、それはそれとして
この本に関しては
それまで当たり前のことと信じられていた
「年功序列」「定年退職」の路線から
ハシゴを外された者、
具体的に言えば「リストラ」された者
「早期退職」迫られた者等の
「悲惨」を語ったところに共感しました。
自分がほとんんどそれなので。
なので
「非進歩的」だし
「反知性的」なのかもしれないんですけど、
社会人未経験の若者政治集団
とか
商売未経験の学者
とか
机に向かって物書いたり
適当なことしゃべってたりする
だけの経験しかない
著作人だとか
(私は「経験至上主義」ではありません)
あなたたちには
政党とか組合とかメディアとかいう
「互助会」があるのであれば
それに甘んじるのではなく
もうちょっと
人の魂に染み入ることを
発信してみろよ、と。
いやほんと
どいつもこいつも
金太郎飴
としか言い様がないです。
いまのままだと。
そんな適当な商売の仕方だと
どんどんお客様減るのみ
でしょう。