コロナ以降の諸状況に鑑みてということなんだが
そろそろその日常の流れになって1年になろうとしている。
つまり1年ほどまえに前職離職以来ほぼ10年ぶりくらいに
他人様の指示命令に従って動いて給金を得る、
ことになったわけだがそのこと自体の大枠については
特に疑問も抵抗もなくただただ行った先の現場が
辛いとかキツいとか暑い寒い重い高いとかの逆境少な目なら
いいな、と、とりあえず誰しも考える基本的な防衛本能を働かせ、
その結果としてほぼ9割9分小売りの販売接客の現場に
その都度行くというかほぼ自己都合の日程で
必要と思う分だけ行く、っていうそこそこストレス低めな
就労環境を得た。
派遣の時給仕事なのでそりゃまあ
役職付きの正社員、っていうような肩書の人たち
と比べればショボい収入しか期待できなのは確かだが
とにかくやっぱり気楽なのはいい。
何がいいってやはりその正社員につきものの
「書き物」系の業務がほとんどない。
実に素晴らしい。
あとミーティングとか会議の類もない。
実に素晴らしい。
それと人事考課の面接もない。
実に素晴らしい。
それとあくまで自分の行ってる現場は、
っていう個別の話ではあるがいまのところ
朝礼終礼点呼みたいなのも一切ない。
実に素晴らしい。
まったくもって素晴らしいことだらけなのである。
バブル期に喧伝された「フリーター」って
こうゆうことなんだろうな、とふと思う。
フリーター、ああこの境地ってことかあ
みたいな。
までもほんとつくづく「正社員」を経たうえで
このフリーター的境地もまたよし、と思うからよいのだ、
ということも冷静に理解し実感し、かみしめてもいる。
自分の場合ド文系でずぼらな成績劣悪学生だったので
売り手市場のバブル期でも就職活動そのものに
あまり興味なく熱も入らず
「ま、とりあえずボーナスってものを一度もらってみよう」
くらいな感覚で正社員になって
ダルくなったら「フリーター」でいいや
とか考えてたんだなこれが。
が意外にも就職先が「水商売」系で
もともとの性格にあってたのか
想定外で「20年選手」にはなってたってところ。
で、その後自営をやってみてつくづく正社員っていうものの
待遇のよさ凄さってのはまさに隣の芝生は青く見える
ってやつで羨ましい恨めしいと思うことも皆無ではなかった。
なかったがしかし
やはり一度自営で「人からガミガミいわれることほとんどなし」
ってのを体感すると正社員まあそりゃ待遇いいけど
べつにまた戻りたいとも思わない、ってなってきた。
ってところでコロナ来て出稼ぎの必要生じて
当然「正社員」うんぬんには興味なく
日銭稼ぎだ派遣だってところを志向して
やってみたらああこれね、これならオッケーね
ってなったってことですよ旦那。
時間きたら「じゃあがってください」って言われる立場なので
「引継ぎ」うんぬんで残ることもないし。
ほんと大げさでなくほぼ全出勤日「ノー残業」ですよ。
最高ですね。
まあ「出世欲」は満たされないことほぼ確定ですが。
でもまあ年取ってきたらそれでいいんじゃないかな。